引きまくり。
夕飯を作っていたらサンタがおもむろに国語辞典を本棚から引っ張り出してきた。
「何か調べてほしい言葉言うて!」
だって。
私も夕飯を作りながら適当に
「いぬ」とか「ネコ」とか
「メガネ」とか頭に浮かんだお題を出す。
すると、楽しそうに調べては、読み上げていくんだよね。
大人は9割がた、携帯様々に頼って調べものをするこのご時世に、
手間暇かけて辞典で調べることが楽しいなんて、なかなか面白い。
トムソーヤの塀のペンキ塗りのエピソードを思いだす。
いたずらをした罰か何かでペンキ塗りを命じられたトムが、友達にその仕事を肩代わりしてもらおうと、
いかにも楽しそうにペンキ塗りをやってみせる。
それを見た友達は
「めっちゃ楽しそうやん!お願いやから少しだけやらしてや!」
みたいな。
トムは
「えー、ホンマはやらせたくないけど、、、ちょっとだけやでー」
みたいな。
トムはペンキ塗りの仕事を免れ、
友達はペンキ塗りを堪能して。
その事柄が義務や仕事や勉強と思うとだるいけれど、
それを遊びや楽しみや権利と思うとテンションあげあげで取り組めるという話。
国語辞典の引き方が勉強になる前に、遊びのうちに引いて引いて引きまくるんだよ〜