ジョーズとキャベツの話。
今日はたこ焼きとお好み焼き!
たこ焼きを料理男子のサンタに焼いてもらっていふ間に私はお好み焼き作りに取りかかる。
キャベツの千切りをしていると、
ふと赤い細い線みたいなものを確認!!
ヤダー!
キャベツの中から虫が出てきた!!!
もう一気に調理する気が失せてしまったよ。
私、本当に虫が苦手過ぎて、、、
とりあえず虫のいたキャベツの周り3センチくらい処分して、、、
本当にもう作るのを辞めようか迷いに迷った。
だってもうたこ焼きがまずあるし!!
それだけでも足りるし!!!
だけど、ここでキャベツから逃げてしまったら、私はもう二度とキャベツを扱えない人になってしまうかもしれない。
これがジュンサイとか、からし菜とか、まあまあマイナーな野菜なら逃げるのもありかもしれないと正直思った。
だけど相手は超メジャー級の王道野菜キャベツ。
この先死ぬまでキャベツを扱わない料理だけを作り続けるなんてまずできないもんね。
だから今逃げたらいけない。
むしろ今この残りのキャベツに立ち向かわなくちゃいけない。
大げさでもなんでもなくて、私は本当に決死の覚悟でキャベツを手にしたよね。
一枚一枚、ゾンビが隠れているかもしれない部屋の扉を開けるくらいの緊張と覚悟でキャベツの葉をとっていく。
いつもより余計に洗ったりして、いつもより細かくみじん切りなんかして、
なんとか完成させたよ、お好み焼き!
どうだ!やってやったぜ!
もうキャベツ怖くない。
昔々に観たジョーズの映画にもこんなシーンがあったなぁ。
主人公なのかヒロインなのか一度海でジョーズに襲われた女性が再び海に潜っていこうとするシーン。
誰かにそれを止められるけれど、凛とした顔でなんか言ってた。
「今この海に入らなかったらもう二度と入れない」とかなんとかかんとか。
まだ幼少期に怖がりながら、目を隠しながら、その隠した指の隙間から見ていたジョーズだったから、詳しいことは何も覚えていない。
けれど、あのジョーズに立ち向かった女性と、キャベツに立ち向かった今日の私は同じ気持ちだったと言っていいでしょう!
とりあえず明日からもキャベツをさばける。