自己肯定感。
自己肯定感だけは高い方がいいと思う。
上司と一緒に食事に行ったときに、
上司はもちろん、その奥さんより高いものは注文できない。
奥さんが少食で、少ししか注文したくない人だったら
私みたいな人間は面倒くさくて逆に気を使うだろうな。
自分の注文したもが一番先にきてしまっても、先に食べることができない。
「先に食べといてよ」
て言われても食べない私はやりにくいだろうな。
「お言葉に甘えてあったかいうちにお先にいただきます♪」
と言えた方が気持ちがいいだろうな。
それもこれも自己肯定感が低いからだよな、と思う。
こんな仕事もできない自分にお金を使っていただいているだけでも申し訳ないのに、
奥さんより高いもの注文するとか先にいただくなんてバチが当たる!
と不必要に自分は価値のない人間だと考えてしまう。
それが嫌な人間だと思っているし、そんな自分は大嫌いなのに、治らないな。
昔々、社員で働いていた職場で、人懐っこい後輩が、上司の机から飴を
「1個いただきまーす♪」
と勝手に拝借しているのを見て、
しかもそのあとフレンドリーに上司とお話する様子を見て、本当に羨ましかったな。
仕事のできない自己肯定感の低い自分は
「喋っているその一秒にもお給金が発生しているのに雑談なんてできない!」
としか考えられない、面白みのない人間だから。
かと言って、
その羨ましい後輩をむりやり真似して、私が
「飴1つもらいまーす」
とか言い出したら、不自然で皆あ然とするだろうな。
自己肯定感の低さって、こんな年になっても人付き合いに影響するんだよ。
だから、子供の自己肯定感だけは高く高くして育てたい。
切実に思っているのに、
どうして何度も子供を否定してしまうのだろう。
あー、今日は堕ちる堕ちる。
こんな自分は大嫌い。
それでも真面目に仕事やってるやん。
真面目のどこが悪いねん。
って、
自分を褒めて褒めて、子供も褒めて褒めて、
明日はいい仕事ができるように頑張ろう。