可愛い人。
習い事の送迎中。
子どもたちの車中での会話。
イチコの学年のママの中で一番若いママは誰かという話で盛り上がっている。
「一番若いのは誰ちゃんのママ。17歳の時に一番目の子供産んでんて。やばくない?」
「めっちゃいいやん。誰ちゃん超うらやましい」
「何ちゃんのママはそんな若くないけど可愛い」
「ってか、若くないのに可愛いってすごくない?」
って!
子供の会話怖えーーーー!
そうかそうか、やっぱり若いママは憧れだよな。
イチコを産んだときはギリギリ平均的な年齢だったと思うけれど、
サンタはかなりの高齢で産んでいるから、幼稚園の行事ごとでママ達が集う日なんて長老みたいだったもんね。
サンタごめーーーん。
でもでも、
若くないのに可愛いってすごくない?
って気づいたこの子たちすごくない?
ほんまそれ!
若いっていう無敵の武器がないのに可愛い人ってすごくない?
それはもう、持って生まれた美人遺伝子もあるでしょう。
日々の努力もあるでしょう。
けれど、そのママが若くない年齢なのだとしたら、
それでも可愛いのは中身が可愛らしいから。
可愛らしい生き方をしてきたから。それがオーラになって出ているんでしょう。
正直で真面目で強く生きていきたいのはもちろんのこと。
それに加えて、女に生まれてきたのだから可愛らしく生きていけたら最高だな。
例えば子供をテーマパークに連れて行ったら自分も一緒にフリーパス乗り放題券を購入するような
例えば誰かに美味しそうなレシピを聞いたら次の日にはもう試してみるような
そんな可愛らしい生き方をする人になりたい。